靖国神社崇敬奉賛会から
興亜観音を守る会に
英霊顕彰事業助成金交付さる

靖国神社崇敬奉賛会名誉会長の湯沢貞宮司から交付授与される「守る会」会長の田中正明氏

 平成12年6月22日に、靖国神社崇敬奉賛会名誉会長の湯沢貞宮司から興亜観音を守る会(以下「守る会」という)の田中正明会長に、英霊顕彰事業助成金50万円が交付されました。
 「守る会」が怨親(おんしん)平等・日中双方の戦没者の霊位を敵味方の区別無く供養する興亜観音の理念、境内に祀る東京裁判七烈士のご遺骨、大東亜戦争殉国刑死1068柱の霊位、大東亜戦争戦没全将士の慰霊を絶えることなく続けて来た実績が認められ、数多くの認定希望案件の中から特に選ばれたのであります。
 (中略)
 昨年5月以来、肝心の募金活動に空白が生じて巨額の機会損失を余儀なくされております。
 「守る会」は平成6年11月から本年5月までの間に、本堂周辺ステージの改修、参道の拡幅、駐車場の整備、同用地の買収などの工事関係資金3800余万円を含めて5960万円を募金し興亜観音に寄進いたしました。
 しかし、未だに次のような要改修工事が残されているのであります。
 先ず参道周辺の落石防止工事、駐車場の本格的整備、庫裏も三姉妹が安んじてお勤めが出来るようにして次世代に申し送りたい。
 それやこれやで少なくとも、なお4、5千万円の資金を必要としております。
 この苦境のさ中に、靖国神社か崇敬奉賛会からの助成金は、私たちにとってこの上もない朗報であります。
 「守る会」としては、この有り難い助成金を呼び水として、来年の年明け早々を目処に募金活動を再開したいと考えております。
 私たちの余生は、値千金。
 一人一人が貴重な生き証人として、殉国の英霊の慰霊と顕彰に連なる事業に微力を尽くすことが、最後に残された勤めなのではないでしょうか。
 その実績が靖国神社の崇敬奉賛会をも動かしたのであります。
 募金活動の再開に当たりましては、志を同じくする諸兄姉の暖かいご協力を、切にお願いしたいと考える次第であります。
 (運営委員一同)


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