「100人斬り」

 私(ホーム・ページ作者)は、この写真を入手して1度見たきりで、最近まで見直そうとは考えていませんでした。
 なぜなら過去に「100人斬り」裁判について調査した時から、この話はマスコミ(現・毎日新聞)によって作り出された戦意高揚のウソ話である事は明白。
 そしてこの記事を根拠に、こんなヒドイ裁判はあるものかと向井敏明・野田毅両少尉が処刑されるシーンをまともに見れませんでした。
 向井・野田両人の目は真っ直ぐな目をしており、私にはどうしても直視出来ませんでした。
 処刑される直前に両氏が述べた日中友好の言葉は余りにも立派なために・・・だからこそ現在の中国の態度に怒りすら感じるのです。
 私は絶対に中国とこの記事を書いた記者(当時の東京日日新聞・・・現毎日新聞)を許すことは出来無いし、ましてやこの100%無実の人達が南京事件当事者とするのはヒド過ぎます。
 「正論」平成12年2月号に向井氏の娘さんが論文を書かれたそうですが、私は読みませんでした。いえ読めませんでした・・・。
 多分、涙がこみ上げて来るから。
 3人の英霊よどうか安らかに・・・。

※写真の無断転載は禁止致します


現・毎日新聞の戦意高揚記事に祭り上げられた。
この記事(東京日日新聞・昭和12年12月12日)から始まった。
昭和22(1947)年12月18日戦犯法廷に出廷中の(左から)田中(軍吉)・向井・野田の3名。
判決当日、朝。何も言わずに黙々と覚悟を決めた様子。
処刑当日、判決を聞き遺書を手にする田中軍吉(右)と、許されてタバコを吸う野田(左)。
昭和23(1948)年1月28日、向井・野田・田中の3名が南京城南に位置する雨花台処刑場にトラックで向かう。11時40分に到着。
処刑場(雨花台)に着き、トラックからおろされ一服を悠然と吸う3名。
処刑場に向かう3名。
処刑の時、3名は「中国万歳、日本万歳」を三唱した。
雨花台で大義に就いた3人。向井敏明(36歳、山口県出身)野田毅(35歳、鹿児島県出身)田中軍吉(42歳、東京出身)

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