2014.1.26

 『謎解き「南京事件」』阿羅健一著

 昭和12年12月に起こったとされる南京事件。日本軍が南京の一般市民30万人を殺害したなどと、中国が宣伝しているが、実際はどうだったのか。

 南京には100万人以上が居住していたが、戦争が始まると80万人が脱出、残留した市民は安全区に残った20万人だけだった。そして南京陥落後には、脱出者が戻ってきて25万人に増えた。これだけをみても30万人虐殺がでっち上げであることが明らかだ。

 著者はこのようにして、強姦、略奪、火災などについても実証的に南京事件を検証、事件の真実に迫る。(PHP研究所・1575円)