2014年2月6日(共同通信)

 中国報道官、百田尚樹氏の南京事件発言を非難

 中国外務省の洪磊報道官は5日、NHK経営委員を務める小説家の百田尚樹氏による「南京大虐殺はなかった」との発言を「日本軍国主義が侵略戦争の中で犯した残虐な犯罪行為で、国際社会では定説となっている」と非難する談話を発表した。

 洪氏はその上で、「日本国内の極めて少数の人たちが歴史を抹殺しようとしており、歴史を逆行させる日本の指導者と通じるものがある」と強調した。

 百田氏は3日、都知事選候補の街頭演説で、中国側のいう「南京大虐殺」を「そんなことはなかった」と否定した。