2014年2月13日 (共同通信)

台湾閣僚、孫文眠る南京の中山陵を参拝「103年が経った」

 台湾の中国政策を主管とする大陸委員会のトップとして初訪中している王郁g主任委員(閣僚)は12日、「中華民国」建国の父で、台湾与党、国民党の創始者でもある孫文が眠る江蘇省南京市の中山陵を参拝した。
 共産党との内戦に敗れた国民党が1949年に逃れて以降、現在も台湾の「国名」となっている中華民国の存続をアピールする狙い。
 中国側は、孫文が呼び掛けた「中華民族の団結」につなげたいとの思惑がある。
 王氏は参拝後「孫中山(孫文)先生が創建したアジア初の民主共和国、中華民国は103年が経った。大陸委主任委員として初めて参拝でき、感動している」などとする談話を読み上げた。
 中山陵は2005年、野党時代の国民党の連戦主席(当時)が音連れ多ほか、08年に与党に返り咲いた同党の呉伯雄主席(同)も参拝した。