『南京事件「証拠写真」を検証する』
の間違いについて
TVの間違い
亜細亜大学教授・東中野修道氏ら共著による草思社刊『南京事件「証拠写真」を検証する』については、最近TVなどで取り扱われてます・・・
プロパガンダ写真研究会
1998年2月から翌年2月までの間に、自由主義史観研究会において、プロパガンダ写真研究会というものが存在していました。
これは、会員皆で日本の歴史上影響を及ぼした、歴史写真・・・特に日中戦争におけるプロパガンダ(宣伝)写真の真実を解き明かし、最終的には出版を行うというものでした。
しかしながら結果として、何も成果が上がらず、写真検証の出来るものはおらず、藤岡、東中野両教授による研究成果の盗用が開始されただけです。
(当時の趣意書)
東中野修道氏の書籍である写真検証本は98年2月から1年間活動した、自由主義史観研究会内に存在したプロパガンダ写真研究会での研究発表を無断盗用しており、
研究者本人に許可を得ず、盗用しているだけでなく研究者を侮辱しています。
さらに東中野氏は写真検証が出来ず、当時の発表を間違って理解をしているため、間違いがそのまま掲載されているものが多数あります。
当時、プロパガンダ写真研究会の顧問であった、藤岡信勝、東中野教授の2名は、写真検証は一枚たりとも行ってもいませんし、出来ません。
しかしながら、この2名はプロパガンダ写真研究会で発表されたものを未だに無断で引用し、書籍にしています。
それが、『「ザ・レイプ・オブ・南京」の研究』(詳伝社)(※この本の写真検証の担当は藤岡信勝氏と述べていますが、氏は一切写真検証を行っていません)であり、『南京事件「証拠写真」を検証する』(草思社)の2冊です。
プロパガンダ写真研究会での発表された研究成果は、98年当時定期的に産経新聞に掲載されましたが、
その研究の大部分は私が行っており、こういった事実関係について彼らは一切触れようとしません。
これは悪質な行為ではありますが、こういった写真検証における発表が南京事件の話題を呼ぶものとして我慢してきました。
事実関係よりも、南京事件に関する関心を広く知って頂きたいという気持ちの為に私は我慢した訳です。
ところが、ごく最近問題が起き始めました・・・・それがTVなどで誤って放送される様になり、これは由々しき問題です。
まず、東中野修道亜細亜大学教授がこの写真検証書籍について実際に検証を行っているようにTVなどで述べられていますが、それは違います。
『南京事件「証拠写真」を検証する』が発売された2005年5月に、プロパガンダ写真研究会でそのほとんどを研究発表しており、私と友人が抗議を行いました。
写真研究の盗用
その際に東中野氏は、プロパガンダ写真研究会での発表は全て記憶に無く・・・2名の共著者が全て研究を行った・・・と述べました。
私どもが彼に一体どの写真が東中野氏本人が研究したものか幾度も問いただしましたが一切答えませんでした。
つまり、本人自身が写真の研究は一切行っていない事を認めていながら、全て何も参考にしていない完全オリジナルであると言い切りました。
ですが・・・オリジナルであるならば、数多くの箇所に矛盾が発生する訳ですが、それを産経新聞の記事において私の名前が掲載されていないという事を理由に、盗作では無いと主張しています。
これは明らかに、意図的な情報操作となりますし、盗作行為について容易に証明する事が出来ます。
元々自身で写真の検証が出来ない為に、東中野氏は新たな写真の研究について発表をおこなっていませんし、行う事が出来ないのはそれを証明しています。
さらに・・・東中野修道氏は共著者についてこうも述べています。
私の著書の『プロパガンダ戦「南京事件」』について、共著者2名(小林進、福永慎次郎)に対して「著書が完成するまで(松尾一郎著『プロパガンダ戦「南京戦」』)を一切見ないように」と念を押して読まない様にさせた・・・。」と・・・(東中野氏発言より)
であるなら・・・東中野本99ページに掲載されている文書は、一体なぜ私の書籍に対する答えの様な、説明がなされているのか?
全く東中野氏の行動や、発言には矛盾が数多く存在している。
この際の会話は全て録音されており、証拠として今後提出する事も可能です。(必要な場合は提供致します。)
草思社の『南京事件「証拠写真」を検証する』担当者からは、話し合いの開始の際に開口一番・・・「この録音された会話については、インターネットなどで公開しないようにお願いしたい・・・」との身勝手な主張をされています。
さらに彼らは98年当時の研究を無断で盗用したばかりでなく、当日希望していた2名の共著者の同席を許しませんでした。
東中野氏によれば、1名については全く連絡が取れないとの、信じがたい回答を得ています。(これも録音されてます)
この抗議の後、送られて来たFAXなどに「このFAXの内容も一切公開しないで下さい」と一方的で勝手な主張をしています。(これらも全て保存しております。提供する事も可能です)
私はしばらく南京事件の事実が多くの人に知っていただけるとして我慢していましたが、藤岡信勝元東京大学教授や東中野修道亜細亜大学教授は、私が沈黙する事をいい事に、周りにウソを吹聴し、さらには写真検証に対してさも自分が成果を出したかの様な、発言を行い、時には私を侮辱する発言を繰り返しているそうです。
彼ら(藤岡、東中野)の悪質な発言について、これ以上沈黙する事は控るべきだと考える様になりました
さらも何より大問題なのは・・・南京陥落70周年である今年、TVなどで紹介されるこれら東中野著書の写真検証書籍内で平然と明らかな写真検証の間違いが放送されるようになりました。
のっとり南京事件研究家
現在南京事件は、宣伝(プロパガンダ)という研究にシフトし始めています。
これを一番始めに発表したのは、鈴木明氏(『新南京大虐殺のまぼろし』)であり、ティンパーリーの死亡記事を元に、ティンパーリーが国民党の秘密宣伝工作員であったことを一番初めに発表した訳です。
それをさらに発展させたのが、北村稔立命館大学教授です。(『「南京事件」の探究』)が国民党による宣伝工作が行われていた事を発表しました。
私は、それをさらに『プロパガンダ戦「南京事件」』を発表し、どのような経緯で南京事件が現在に至ったのかを発表しました。
これら私も含めてですが、南京事件を研究する上で誰も行わなかった研究を実力で、研究発表し、さらに参考になった研究者に対してそれぞれの人が敬意を払っています。
しかしながら、東中野修道、冨澤繁信といった、人物達は、他人の研究をさも自分が行ったように隠蔽し、さらには自分の成果のようにしています。
これは大変困ったものであり、引用では無く、これは無許可の盗作に当たると言えます。
例えば、冨澤繁信氏が出版したスマイス博士の完全訳で使用されたのは明らかに、当方のホームーページでの以下の資料を参考にしている事は間違いありません。
冨澤繁信氏が出版した完全訳本のさかのぼる事数ヶ月前に猛烈にメールにてスマイス・レポートを公表せよと迫るメールが送られて来ています。
もし冨澤繁信氏が実際に原本を入手しているのであれば、その原本の入手先があるはずです。彼はその問い合わせに対して全く示していません。
東中野氏は、最近ではM・S・ベイツ氏が4万人虐殺説の張本人であると宣伝していますが、それは違います。
ベイツ氏は、南京安全区委員会で集められた、暴行記録から、他の委員と共に考えた妥当な、日本軍による虐殺数を提示しただけです。
数については、ジョン・ラーべなどがその日記などに(「南京の真実」)妥当な数を示しており、これが外国人のリアルな虐殺数の共通認識であったに他なりません。
こういった基本的な、ミスを東中野氏は数多く抱えており、一切訂正しないという点が大問題と言えます。
・・・その一端が写真であり、更に悪い事は彼は写真の検証が一切出来ない点にあります。
これは、大問題であり、場合によっては致命的な問題となります。
私は次著『プロパガンダ戦「南京事件」2』で、草思社刊『南京事件「証拠写真」を検証する』の間違いを1枚1枚指摘するという、紙面のムダを行うつもりもありませんし、行いたくありません。
そこで、インターネットもしくは、雑誌などで指摘したいと考えております。
東中野本・検証記事の提案
この問題に関して興味のある雑誌編集の方がございましたら、東中野本の草思社刊『南京事件「証拠写真」を検証する』の検証・特集を提案させて下さい。
ただし、これは真摯に写真検証の間違いのみを指摘するものであり、事件そのものを肯定もしくは否定するものではありません。
さらに、この2名(藤岡・東中野)に対する批判を紙面を通じて行いたい訳ではありません。
あくまで、事実関係や、真実を掲載したいだけです。この点を勘違いしないで下さい。
以下に東中野修道氏の著書の間違いを1点だけ、サンプル(見本)として指摘しておきます。
Sample
ご興味のある、雑誌編集者の方は以下のメールアドレスへご連絡下さい。