“南京事件「証拠写真」を検証する』の間違い” サンプル(見本)


 草思社刊『南京事件「証拠写真」を検証する』については、確認しただけで、数十箇所以上の間違いが確認できます。
さらに、98年当時のプロパガンダ写真研究会での、私の発表を元に作成されていますので、現在では全く間違いであった事が確認できるものもあります。

 東中野修道氏による盗用については、十分証明できますが、彼は一切沈黙を守っている状態です。
もし、さらにハッキリさせたい場合は、私と彼(東中野)の当事者同士を皆さんの目の前で討論させれば、ハッキリと証明できます。

 彼が写真検証を出来ない証明としてまず、サンプル(見本)として、1点の間違いを指摘させて頂きます。
ただし、これだけではありません。
その他に何十箇所も間違いがある事を、述べて於きます。

 151ページにて掲載されている写真については、『産経新聞』平成10(1998年)9月27日朝刊にて掲載されている。
この記事は私(松尾)が、1998(平成10)年9月26日、東京都新宿区の三省堂会館にて行われたアイリス・チャン反論集会にて発表したものを掲載されています。

亜細亜大学法学部東中野研究室/TEL0422-54-3115/E-mail:jh2cqxyz@asia-u.ac.jp

 東中野修道亜細亜大学教授は、この反論集会では講演を行っていますが、この写真検証についても2005年5月の著作の盗作問題についての話し合いの際にも、この講演会での事も「全て記憶にない」そうです。

 東中野修道氏の主張は常に、彼にとって都合の悪い記憶は無くなるようです。

※産経新聞記事

 上記の記事に対する“南京事件「証拠写真」を検証する”の記事は、146ページに掲載されています。
 この記事については、2007年4月16日放送『ビートたけしのTVタックル』にて放送されました。以下映像。

↑写真@ ↑写真A

 この2枚の写真において○で囲まれている人物が同一人物であるとTV内において紹介されましたが、全く別人物です。

 さらに東中野修道亜細亜大学教授は、著書『南京事件「証拠写真」を検証する』151ページの中で以下のように掲載しています。以下引用。

 「・・・五枚のうちの三枚(写真82)、写真85、写真90)は背景が網状になっており、同じ場所での撮影であろうと推察できる。」

 東中野修道亜細亜大学教授は、151ページの写真81がどうして同一人物であるのか、その根拠たる物理的証拠を示していません。
 「似ているから・・・」という全く意味の無い根拠を示しています。

 私(松尾)は、自身がの研究が掲載された、上記の産経新聞の取材の際に物理的根拠をハッキリと示しています。(記事にはそれは掲載されていません。)東中野修道と共著者達は、プロパガンダ研究会で発表したもので無いため、根拠が理解できておらず、これらの顔がなんとなく似ているから・・・と断定しているだけです。

 写真Aで仮に同一人物であるかどうかを判断するのであれば、スーパーインポーズ法などを利用する必要がありますが(東中野氏らはこういった方法が理解出来ない)、この写真は鮮明で無い点や、人相の共通点に違いが多すぎであり、かなりの確立で別人である事が分かります。

 上記写真@の左上の写真ですが、これは右下の○で囲まれている人物と全く別人であり、東中野修道氏は産経新聞の記事に掲載している記事を読み、おそらく顔が似ているので、私(松尾)が同一人物であると判断したのであろうと推測したものであると考えられますが、明白に違います。

 東中野本の151ページ(写真81)には別写真が存在しており、それが同一場所であるという物理的根拠を証明したからです。
 東中野教授はその写真を入手する事が出来ない為このような間違いを犯しています。

 なお・・・東中野氏は3万枚もの写真を検証したと述べていますが、全くのウソです・・・私ですら何年も掛けてようやく数百枚程度の写真を入手して分析をしているにも関わらず、東中野氏がそれだけ入手出来ていれば容易に、判断できる写真もあるからです。

 結論から述べれば写真@の左上の写真は、太平洋戦争中の日本軍がマレー半島における中国人ゲリラ討伐の際に撮影されたものであり、全く別物です。
 彼はその程度の写真すら分析が出来ないのです。

 東中野修道著書『南京事件「証拠写真」を検証する』には、これ以外にも多数間違いがございます。
 ご興味のある書籍関係者の方々は以下のメールアドレスへご連絡下さい。

nanking@excite.co.jp