続“南京事件「証拠写真」を検証する』の間違い”


 前にも述べましたが、東中野修道著『南京事件「証拠写真」を検証する』(草思社)については、確認しただけで、数十箇所以上の間違いが確認できます。

 これらの間違が、このまま既成事実化される事は大変迷惑であり、それについて書籍などでは論ずるほどのモノでもありませんので、ホームページにて少しづつ間違いを指摘して行きたいと考えます。

 82ページ掲載の、米砲艦“パネー号”について、以下の文章が掲載されています。

 “写真3”をこの著書では差し、“『日寇暴行実録』は『米艦パネー号被爆』と説明しているが、砲、煙突、マストの形から見て、これはパネー号ではない”と書かれています・・・

ハッキリ申し上げて、写真3(以下の画像)は、100パーセント間違い無く、“米砲艦パネー号です”。

軍事委員会政治部『日寇暴行実録』掲載、米砲艦パネー号

この写真は上海における米国の艦ドックにて停泊している際の写真です。

『「南京事件」証拠写真を鑑定する』(草思社)83ページに、上記の記述は全く間違いであることは以下のパネー号の写真と見比べて頂ければ理解出来る。

 上記の画像を見る限り、砲、煙突、マストの形が全て合致しています。

 この写真検証は明らかに間違いです。

亜細亜大学法学部東中野研究室/TEL0422-54-3115/E-mail:jh2cqxyz@asia-u.ac.jp

上記の方は、他人の研究ばかり盗用しているから、この程度の間違いを行ってしまうわけです。(笑)
ちなみに、この検証は産経新聞記事をそのまま引用しようとして勘違いしています。

 元々、この写真検証は、故・アイリスチャン『ザ・レイプ・オブ・南京』の中で、パネー号とされていた写真(下写真左)が間違いであり、産経新聞に掲載された事に起因しています。
 その後、ペーパーバック版(下写真の右)写真に差し替えられました。

上写真の左側のパネー号写真は、間違いであり、右写真は1944(昭和19)年に公開されたフランクキャプラ監督、映画『バトル・オブ・チャイナ』の中の映像をクレジットしています。


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