昭和史関係略年表

明治37年 2月 日露戦争が勃発する
   38年 9月 ポーツマス条約に調印し、日本は南満州におけるロシアの権益を受け継ぐことになる。
   42年 ノックス米国務長官、満州諸鉄道の中立化を提案するが、日露両国はこれを拒否する。
大正 3年 8月 日本、第1次世界大戦に参戦する。
    6年 11月 日本の満州権益を米国が承認する。石井=ランシング協定が結ばれる。
    8年 6月 第1次世界大戦についての講和条約(ベルサイユ条約)がパリ講和会議で調印される。この条約で日本は旧ドイツ権益の青島を継承することとなった。また日本の提出した人種平等案が否決された。
    9年 1月 国際連盟が組織され、日本も加入する。
   10年 11月 中国・太平洋問題について関係各国によるワシントン会議が開催される。この会議の結果、日本は青島の返還を余儀なくされた。
12月 4ヶ国条約が締結され、日英同盟が廃棄になる。
   11年 2月 海軍軍縮条約および9ヶ国条約(中国問題を米国を始めとする関係9ヶ国で解決するとの確認)が締結される。
昭和 2年 5月 蒋介石の指導する国民党北伐軍による日本居留民への暴虐事件が頻発(ひんぱつ)しているため、その保護のために日本軍が山東省に派遣される(第1次山東出兵)。
    3年 4月 第2次山東出兵が行われる。
6月 張作霖爆殺事件が起こる。
    6年 9月 柳条湖事件により、満州事変が起こり、日本は半年で満州全土を占領する。
    7年 1月 第1次上海事件が勃発するが、昭和天皇より白川司令官への事前の命により日本軍は直ちに停戦する。
3月 満州国が成立する。
    8年 3月 日本、満州事変を自衛権の行使とは言えない、満州国建国を認めないとするリットン報告書に基づく国連決議に抗議して、国際連盟から脱退する。
    9年 12月 日本、ワシントン海軍軍縮条約を破棄する。
   11年 12月 張学良が蒋介石を逮捕監禁して国共合作、一致抗日をせまって認めさせた西安事件が起こる。
   12年 7月 北京郊外の蘆溝橋で日中両国軍が衝突する事件(蘆溝橋事件)が勃発し、日華事変が始まる。
8月 第2次上海事変が勃発し、日本軍の戦線拡大のきっかけとなる。
11月 日独伊三国防共協定成立
   14年 7月 米国が日米通商航海条約廃棄を通告する。
8月 ドイツがポーランドに侵入し第2次世界大戦が始まる。
   15年 9月 援蒋ルート遮断のために北部仏印に日本軍が進駐する。
9月 日独伊三国軍事同盟が成立する。
   16年 4月 日ソ中立条約を締結する。
6月 独ソ戦が始まる。
7月 南部仏印に進駐する。これを口実として米国は石油の全面禁輸、在米日本資産の凍結を発令した。
11月 米国が満州を含む中国全土からの日本軍の撤退を要求するハルノートを日本に手交する。
12月 日本軍による真珠湾攻撃により大東亜戦争が始まる。

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